日本でのオリーブ栽培の始まりは江戸時代末期です。フランスから苗木を導入し、横須賀に最初に栽培がされました。その後、明治政府は殖産興業政策の一貫としてフランス、イタリアから苗木を輸入してオリーブ栽培を試みました。しかしながら、いずれもオリーブ栽培は産業としては定着はしませんでした。
1908(明治41)年、農商務省の指定試験のため三重、香川、鹿児島の3県で栽培が試みられましたが、これは日清・日露戦争で獲得した広大な漁場から得られたイワシなどの魚介類を国内自給のオリーブオイルで缶詰にして外貨を確保することや、国民の栄養食とすることを目的としてものでした。
試験栽培のめどが立つ大正時代には、これらの代替品ができたため、国内のオリーブオイル生産計画はそこで一度ストップした形になります。
